2010年9月28日
Posted by 小川(DSK Google Enterprise Sales Team)
Google Apps Market Placeは、Google Appsに追加することができるアプリケーションを提供しています。現在利用しているGoogle Appsにワークフローやグループカレンダーなどのサービスを追加することで利用の幅を広げることができたり、ストレージの拡張を行うことのできるサービスや、ローカルファイルとの同期を取ることのできるサービスなど多種多様なサービスが存在します。
今回は、ローカルのPCとGoogle Appsを連携させることのできるOffiSyncというツールをご紹介します。
OffiSyncは、Googleドキュメント、サイトとOffice形式のファイルの同期をとることが可能になるツールです。
Googleドキュメント、サイトへのアップロードや共有設定がOffice形式のファイルから簡単に行うことができます。
利用料金には無料と有料の2つのサービスがあります。
〇無料版サービス
- Googleドキュメント形式での保存
- 共有権限の付与
- Googleウェブ検索
【Googleドキュメント形式で保存】
Office形式のファイルを、Googleドキュメントの形式で保存することができます。また、保存したファイルをサイト、ドキュメントからファイル名や、ファイル内の文字で検索を行うことができます。よく使用するファイルや共有することの多いファイルは、ドキュメントに保存し、編集を行いたいときにはOffice形式で行うことができるようになります。
【共有権限の付与】
Office形式のファイルから共有したいユーザーの設定することができます。
これまでは、Office形式のファイルをGoogle Appsで共有する際には、Googleドキュメントの形式に変更、アップロードし、共有権限を設定するという行程でした。これを簡単に行えるようになり、業務の効率化を図ることができるようになります。
【Googleウェブ検索】
Ofiice形式のファイルからWeb検索を行うことができます。
また、画像の検索を行い、ファイルに貼り付けを行うことができます。
〇有料版サービス
(有料版⇒$ 12/年または$ 30/1時間)
- Googleサイトへの保存
- Office形式のファイルで保存
- 複数のユーザーでOfficeのファイルを共同編集
【Googleサイトへの保存】
編集をしているOffice形式のファイルを、Office形式でGoogleサイトに保存することができます。Googleサイトにファイルキャビネットが無い場合もGoogleサイトにファイルキャビネットのページを形成し、保存することができます。
【Office形式のファイルで保存】
Googleドキュメントのストレージ、またはGoogleサイトにOffice形式のファイルを保存することができます。
【複数のユーザーでOfficeのファイルを共同編集】
Googleドキュメント、サイトに保存されているファイルが、他のユーザーによって編集された場合、同期を取りアップデートを行います。
このサービスを利用することで、ローカルのPCにファイルを置かずに編集、保存し、Google Apps上で保管することできるため、情報漏洩のリスクを抑え、貴社のセキュリティが向上します。また、GoogleドキュメントやGoogleサイトを利用してファイルを共有、保管していけば、ドメイン間の情報共有を円滑に行えるだけでなく、場所やPCを選ばずに業務を行うこともできます。Googleの検索も行うことができるので、ファイルの場所がわからなくなることもありません。これにより、Google AppsとOffice形式のファイル間での行き来がなくなり、業務の効率化も図ることができます。
Market Placeには、Google Appsになかった様々なサービスを提供しています。要件にあわせてサービスを利用していきましょう。